Roll & Equipment

円盤型の鉄板（ディスク）の曲面に穴を開け、その中にブラシフィラメントを充填して製造されるブラシの一形態です。これらのディスクを積層することによって、ブラシロールが作られます。

ディスク積層方式により、所望の密度を持つブラシロールの製作が可能です。特に高密度のブラシロールは、内部圧力を長期間維持できるため、過酷なブラシ作業に適しています。

• 安定した品質：隙間の少ないブラシの製造が可能で、密度の高いブラシ作業にも対応できます。また、長期間にわたり高い積層圧力を維持できるため、強力な作業に最適です。
• 脱毛防止：各穴にブラシフィラメントが植毛されており、脱毛の連続的な発生を防止できます。また、ディスクを交換することで部分的な修理が可能です。
• 植毛方法：三つの異なる植毛方法を採用しており、品質やコストの要件に応じて変更が可能です。

• C - Type: Cleaning Brush
  • ストリップ表面のソフトワイピングを目的とした特化した素材で、通常のリンスや脱脂にも使用されます。
  • STS APF、CAL、EGLなどの最終リンスゾーンで使用されます。
• M - Type: Middle Abrasive Brush
  • ストリップ表面のスケール除去や酸洗能力の向上を目的としたブラシです。
  • CGL（アルカリ＆研磨ブラシ）
• H - Type: Heavy Abrasive Brush
  • ストリップ表面のスケール除去や酸洗能力の向上を目的としています。
  • Mタイプよりも高い研削能力を持ちます。
  • CGL（研磨ブラシ）、HCGL、STS_APF
• D - Type: Descaling Brush
  • STSピッキングセクションで使用され、優れたスケール除去と酸洗能力を提供します。
  • STSピッキングセクションブラシ
• F - Type: Fine Polishing Brush
  • 汎用的に使用可能なブラシで、乾式工程にも対応し、清掃後にワイピング機能を果たします。
  • CGL、CAL

ディスクカセットブラシロール (Disk Cassette Brush Roll)の構造で製造されますが、ROLL SHAFTへの積層は行わず、必要なサイズに応じて一定の長さのブロック形状として供給されます。最終ユーザーはROLL SHAFTに簡単に組み立てて利用できる設計です。

上記の写真に示されているように、拡張キーを用いてカセットを固定することで、シャフトとカセット間の隙間を効果的に排除します。この設計により、ロール駆動中のチャタリングマークの発生を防ぎ、シャフトの損傷リスクを軽減することが可能です。