POSCO

POSCOポハン第2線材ラフミルスピンドルは、全て日本のNAKAMURA JICO社製品が採用されていました。この製品は、再加熱炉から圧延を開始するビレットにおいてその優れた性能が評価された輸入品でした。しかし、高価格であることに加え、納期が10か月以上かかるため、スペア部品の確保が困難であり、計画的な保守スケジュールの構築にも支障をきたしていました。また、整備部門からの要請に基づく頻繁なボルト交換が生産ロスを招いていました。

整備部門の意見を踏まえ、当初は2年間にわたり修理および性能向上に取り組み、国内開発が可能であることが認められました。その結果、#1～#11スタンドのラフミルスピンドルを全て国産化することに成功し、コスト削減および迅速な納品を実現しています。